育児給付金は高所得女性のことを考えていない
結婚式、ハネムーンが無事に終わったので、そろそろ妊活、、と思っている。
Twitterやブログには、妊活アカ、プレママアカ、女の子のママアカ、二人目妊活中アカなど様々なアカウントがあって、情報が氾濫している。よく分からない専門的な単語が飛び交い、理解できない部分もあるが、ためになる情報がたくさんあって、ついつい時間を忘れて読み漁ってしまう。
私はいま普通に会社員をしているが、夫の駐在についていくために会社をやめるかもしれない。でも、辞める前にもし妊娠したら、どうしよう?産休とれるのかな。そんな疑問が生まれて、会社や国の制度を調べ始めた。
それで知ったのが、育児給付金。
雇用保険を払っている人が、産休中に無収入になるのを防いでくれる手当で、計算方法の詳細はここで省くけど、要は、
①育休から最初の6か月間は月平均月収の67%
②6か月以降は50%
のお金が国からもらえるらしい。
え!?
働かないでそんな貰えるの!?
て思いました。
しかも、計算根拠の金額は、手取りの額ではなく、税金がひかれる前の額面に、残業代や交通費が足された金額らしい。。
え!?
めっちゃもらえるじゃん!!
これは、なんとしても、退職して彼についていくより、とりあえず子供を授かるほうがお得だと思いました。
1年間産休もらったとして、わたしがもらえる額は250万弱くらい。。
辞めちゃってるともらえないのに、会社に籍があるともらえるお金。。。
なんか、辞めちゃっても手当があれば、みんな子供うむんじゃないかなー^^;とかいろいろ考えちゃいました。
そして調べを進めるうちに、育児給付金の計算には上限があることを知りました。
その額、月額のお給料が44万円までとのこと。
44万の67%だから、MAX29万円。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
※注意 私は上限より収入が少ないので損はしません
えっとでも待って、これって例えば、海外の投資銀行とかでバリバリ働いてる年収2000万とかある子は、子供産むとどうなっちゃうの?
その子がシングルマザーだったらどうなるの?
やっぱりMAX29万しかもらえない。
昼夜なく働くため会社の近くの都内の一等地に1LDK借りるとすると、それだけで家賃25万くらい飛ぶよね。月収100万超えてれば余裕でも、一年間、急に29万円以下で生きてねって言われたら無理じゃない?そのために引っ越すとかも無理じゃない?子育てしながら貯金切り崩すしかない生活って、まずお金が減るし神経もすり減りそう。。
この44万の上限っていうのは、なんとなく、女はこれぐらいまでしか稼ぐやついないだろ、あとは裕福な層なんだから自分の預貯金で何とかしなって、日本政府が思ってるからそういう制度設計になってるんじゃないかなって気がしてきた。
また、シングルマザーというポジションを全く想定してないから、メインの家計は夫のかせぎ、育児給付金は、生活の足しにしてねっていうスタンスだから、上限なんてものがあるんじゃないの!?!?!
しかも年収高い人って、保育園も入りにくいんだよね?
(まだあんまり詳しくないけど)
年収2000万の女性が子供産んで、急に生活資金が月29万円になって、しかも保育園入れなかったから育休延長、収入は増えず、優秀な労働力も市場に戻ってこないって、、
なんか急に誰得な制度な気がしてきた。。
(きっとどうしても仕事戻りたい人は月15万の無認可保育園とかでも無理やり預けて働くんだろうけど)
これって扶養控除の103万?の壁とかと一緒なんじゃないかなー。
女はこれくらいまでしか稼がないでねって政府が思っているのが透けて見える。。気がする。。
そもそも育休って男性もとれるのに、家主が月収29万になったら倒れちゃう家ってきっとあるよね。そういうシチュエーションが想定されていないのでは?
高所得者=高額納税者なのだから、もっとケアすべきなんじゃないかなー。
とりあえず不平等感のすごい育児給付金だけど、自分は何とか貰いたいなと思うのだった。
※注 繰り返しますがわたしは月収44万超えてません。